
| 緑豊かな環境から、新しい伝統が生まれる |
大和盆地の南西部、西に金剛葛城山地が走り、南に吉野山系と接する奈良県御所市・高取町一帯は、日本文化の発祥の地であるとともに、わが国医薬の成り立ちに深い関わりをもつ、和漢薬のふるさととしてもよく知られています。古い街道を歩くと、白壁土塀の豪壮な家々に薬の看板が掲げられていたり、粉砕機械の音や生薬の香りが漂う、薬づくりの伝統を今に受けつぐ土地柄であることがわかります。そんな昔ながらの街の一角に、大和家庭薬の中でも老舗中の老舗といわれる、680年もの歴史をもつ健胃薬三光丸の製造元、三光丸本店があります。国見山の小高い丘陵を切り拓いた、約2万uの広大な敷地に、大空へ翼を広げたような寄棟大屋根の本店事務所、工場、倉庫等が周囲の緑と美しく調和し、落ち着いたたたずまいを見せています。 敷地内には、くすりの資料館や由緒ある稲荷もあり、明日香からひと足のばした観光スポットとして、見学に訪れるハイカーにも喜ばれています。 |

三光丸本店全景 各建物の名称
| 「先用後利(せんようこうり)」の考え方を基本に着実に成長 |
三光丸は、一般に「置き薬屋さん」といわれる配置員を通して、独特の形式で販売される配置家庭薬です。 現在、三光丸本店では約300の配置販売業者、約700人の配置員が配置先の都道府県知事の免許を受け、全国100万世帯を年2〜4回の割で回商しています。配置薬というと何となく「古めかしい商法」とみられがちですが、むしろ「古くて新しい商法」とよぶのがふさわのかもしれません。 置き薬は”先用後利”のシステムが大きな特徴です。 これは任意に使用していただき、次回訪問時に使用分だけ代金を受け取り、補充して帰るというもので、現代で言えばクレジットのよさと訪問販売のよさを一つにしたシステムといえばわかりやすいと思います。 これは合理的・継続的にフォローできる一つの流通革命といえます。三光丸の販売システムを考える上で見逃せないのが、配置員の集合体として百年以上の歴史を持つ「三光丸同盟会」の存在です。 ここでは、「先用後利」のシステムを基本に、テリトリー(割り当て地域)制や交換分合制など独自のアイデアを加え、配置員と得意先双方に喜ばれるシステムにつくり上げ、それを厳格に守り続けています。そしてこのことが毎年着実に伸びてきた原因といわれています。 |
三光丸本店CMの一コマ
CM動画(2.1MB)
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| 家庭の健康アドバイザーをめざす |
三光丸の配置販売において、今も昔も変わらないのはお客様との信頼関係を第一に考えていることと言えます。 回商時にお得意様と言葉を交わし、健康相談にも応じられるヘルスアドバイザー役をめざし、医薬知識の向上やコミュニケーションの徹底をはかっています。 必要な人に、必要な薬を必要量だけという伝統を守りつづけています。 こうした現代では忘れられた気配りが、信頼を生み、時には、お得意様から子供の結婚相談までもちかけられるようになります。 そしてご近所への紹介や、親の代から子の代へと自然と得意先もふえていくわけです。また三光丸では、配置販売従事者の人材育成にもとくに力を入れています。 全国の配置員の子弟を預かり、きびしい新規開拓実習訓練を通して理論と実践の両面から配置販売のプロを養成しています。 三光丸創業の原点に戻り、優良薬を優良な配置員を通じて全国に普及させる。「一家に一箱、三光丸」が本店の夢です。 現代はストレスから胃腸を苦しめる時代、まだまだのびる余地は大きいといえるでしょう。
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