第四回 大和の売薬と三光丸の歴史その2(明治〜昭和初期編)

 

 「・・・先用後利(せんようこうり;先に用立てて後で利益を得ること)という

画期的なシステムを武器に、急激な勢いで発展していった大和売薬。幕末

期には富山と肩を並べる大勢力となり、両者は共存共栄をはかるために会

合を開き、15ヶ条におよぶ協定(『仲間取締議定書連印帳』)を結んだのでし

た・・・」

第3回では、江戸末期までの売薬の歴史についてお話しいたしました。

 今回は、明治〜昭和初期にかけて大和売薬がたどった道のりを、当館所

蔵の資料をもとに、簡単にご紹介してみたいと思います。なお、解説にあた

り、以下の文献を参考にさせていただきました。

【引用・参考文献】

葛村教育委員会『葛村史』(1957)

奈良県薬業史編纂審議会『奈良県薬業史』(奈良県薬業連合会 1991)

武知京三著『近代日本と大和売薬』(税務経理協会 1995)

三光丸同盟会創立百周年記念誌編集委員会 編集
『同盟人百年の軌跡』(三光丸同盟会 1999)非売品;三光丸本店所蔵

 

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(1)明治時代の大和売薬−売薬印紙税の導入

・明治新政府の方針―「日本古来の売薬は無効無害である」

・売薬印紙税について

・農閑期の余剰労力を利用して発展

(2)大正〜昭和初期の大和売薬 

・売薬法の制定

・売薬印紙税の廃止

・海外市場の獲得

      

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