さんこう丸の健康豆知識 | 株式会社三光丸

さんこう丸の健康豆知識

2017年 2月2日

歯

食べ物を消化する方法には、消化管の運動による「機械的消化」と消化液による「化学的消化」と咀嚼があります。『歯』は「機械的消化」の最初を担うだけでなく、唾液などの消化液と混和し「化学的消化」を容易にする働きをしています。乳歯は20本、永久歯は32本です。

【歯の一生】
一生に一度生え変わるのは皆さんご存知かと思いますが、大臼歯と呼ばれる左右の奥から3本ずつの歯は生え変わることはありません。大臼歯は一生の間に最も長く使われるため、歯の溝がすり減り平らになることがあります。

【虫歯】
虫歯は、糖をもとに細菌が作り出す酸が歯を溶かすことで生じます。唾液は酸を中性に近づけ、溶けかけた歯を修復する役割があり、カルシウムやリン酸を含んでいることから、これらが脱灰された歯を修復(再石灰化)するのですが、虫歯自体が自然治癒することはないため治療が必要になります。治療として行われているのは、崩壊した歯を歯科材料によって代替する方法ですので、元の歯に戻るわけではありません。そのため、虫歯を数えるための代表的な指標である DMF 指数では、虫歯や虫歯が原因で喪失した歯に加えて、治療済みの歯も虫歯としてカウントします。虫歯が発生しやすい歯の部分は、臼歯や、歯間部、歯茎に近い部分です。虫歯菌の代表であるミュータンス菌が多い人は、酸ができる量が多いため虫歯になりやすいようです。ミュータンス菌は主に親から感染する菌で、子が2歳くらいまでの時期に、菌を多く持っている親と「箸やスプーンなどを一緒に使う」と感染すると言われています。歯ブラシの届く場所の虫歯は歯みがきで防ぎ、口の中を酸性にしないよう心掛けましょう。

【歯石】
歯石とは、プラーク(歯垢)が唾液中のカルシウムやリンなどのミネラル成分と結びついて、石のように固くなったものです。歯石が溜まるとそこで菌が増殖し、口臭や歯周病などの原因になるので、歯石を作らないようしっかりと歯磨きをして、定期的に歯医者さんへ行きましょう。

2月の野菜『キャベツ』

キャベツ

キャベツに含まれる“ビタミンU(S-メチルメチオニン)”は、胃の保護に役立ちます。豚カツの付け合せにキャベツは理に適っていますね。

          

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